2020認定式、報告記

コロナ禍の中、2020年度は3社4商品を認定。 —第7回2020年度クラウドサービス認定表彰式より—

第7回2020年度クラウドサービス認定は今回4つのサービスが認定され、11月6日にホテルメルパルク東京において認定式が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響を考え、ソーシャルディスタンスを保ち、マイクは発表者ごとに消毒をするなどの対策を講じて行った。

認定式の模様を各登壇者のコメント抜粋で紹介する。

主催者挨拶:クラウドサービス推進機構理事長 松島桂樹

コロナ禍により2020年度は認定事業の休止も検討した。しかし、このような時期だからこそクラウドサービスの推進が必要、経済活動を止めてはならないという考えから実施することにした。

コロナ禍により私たちは学んだことがある。オンラインが中心になりクラウドが中心となった。テレワークも伸び、国を挙げてのデジタル化推進となった。

そして、今やデジタル庁が設置され、さらなるデジタル化が加速しようとしている。しかし、この国の施策が、大手ITベンダー中心の下請け構造が再来するのではないかと懸念している。そうならないためにも、中小企業にも有効なクラウドツールを推進しなければならない。我々が実施しているクラウド認定がその一助になると信じている。

クラウド認定では、昨年認定社のテクノアとインフォマートの連携が発表された。これもクラウド認定及びクラウド認定式の効果と考えている。

今後も皆様の支援に期待したい。

来賓あいさつ①

特定非営利活動法人ITコーディネータ協会会長 澁谷裕以氏

100年に一度のパンデミックが私たちを苦しめている。いずれワクチンも出来るであろう。早く世界に届いて欲しい。

実は過去からパンデミックは大きな変革を産んでいる。14世紀のペストは、労働力不足により収入が向上し、農民が自由になった。17世紀のペストでは、万有引力や微積分が発表された。

今回のパンデミックは、大きな気づきを与え、生活習慣を変えた。夕食をテイクアウトし家族と一杯というのも悪くはないと思うようになった。キャッシュレス決済なども今後普及するであろう。

また、働き方では、オンラインとオフラインのハードルが下がった。国もデジタル庁を設置したが、どのように中小企業にITを届けるかは官民挙げて考えていかなければならないであろう。

今回認定されたサービスも我が国のIT化推進に寄与するであろうと期待している。是非今回の認定をきっかけに中小企業の経営に突っ込んで提案をして欲しい。

来賓あいさつ②

一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 関 隆明氏氏(関氏は、列席せずに受賞祝いにコメントを送っていただいた。CSPA事務局により代読された)

今回のコロナ禍の政府施策を見ると、デジタル化の遅れが露呈したと言ってよいであろう。IT導入、活用のランキングも低いままだ。

そこで、デジタル庁が設置された。今までにない取り組みであり1周遅れのDXが進むことに期待している。

審査委員長講評

クラウドサービス推進機構副理事長 高島 利尚

今回は4サービスの認定となったが、いずれも中小企業の経営に役立つサービスである。ただ、毎回思うことであるが、ITに疎い中小企業がどこに価格があるかなどがすぐにわからないケースが多いのは残念である。

中小企業にアンケートを行うと、ITに積極的と思われるのが20%程度であり、興味が薄いのが問題なのである。事業計画を作る必要性ですら薄いことも課題なのである。ITを活用してみようと思わせるのに、20回、30回と通わなければならない。それでも中小企業は様々な悩みを持っている。是非皆さんと協力してこれからどうしようかと悩んでいる中小企業に一緒に提案に行きたい。

そして、そういった活動を通じて、皆さんのノウハウも生かしていただき、さらには行政とも連携して地域の活性化につなげたい。

挨拶に続いて、認定証、盾の授与式が遂行された。

受賞各社は以下のとおりである。

A-Eyeカメラ 株式会社テクノア

https://www.technoa.jp/aeyecamera

製造業における「工場の見える化」をAI画像認識の技術を利用して、設備・機械の稼働状況のリアルタイムな監視による問題発生時の早期対応、設備・機械から収集した稼働時間、停止時間を基に、分析・改善して工場の稼働率、生産性を向上。遠隔で設備監視することによる製造業務のテレワークを可能にする。

クラウドEDI 株式会社イークラフトマン

共通EDI仕様に準拠し、発注・受注業務の事務作業が軽減され、デジタル化による生産性向上を推進、感染拡大防止に役立つ。 

MotionBoard Cloud ウイングアーク1st株式会社

https://www.wingarc.com/product/motionboard/

業種、業務を問わず、社内データ、をさまざまなチャートや地図表現により可視化する。工場内のIoTデータ、さらに、業績予測のためのKPI(指標)の策定と現場との共有によって、意思統一の徹底、業績向上につなげる。

SVF TransPrint ウイングアーク1st株式会社

https://www.wingarc.com/cloud/stp/

請求書や納品書について、印刷→仕分け→封入・封緘→発送手配のプロセスの工数とコストの大幅な削減、重要な帳票類のセキュアな送付・保管、配信の自動化による業務効率化、ペーパーレス化を推進。