中堅・中小製造業のIoT活用事例の公表

私たちがお手伝いした、経済産業省、ロボット革命協議会(RRI)による中小企業のIoT事例公募によって集められた40事例が公表されました。

https://www.jmfrri.gr.jp/info/380.html

事例を知りたいという多くのニーズにこたえることができると思います。
ここには先進的な事例も多いのですが、それ以上に、いわば、「しょうもない」事例も少なくありません。こんなの、うちだったらすぐに、明日からでも実施できる、という事例こそ私たちにとって大きな価値があります。
そうです。IoTは、とりわけ日本では明日から導入できることをお伝えしたかったのです。

近々以下のIoTコーナーで、eBooksとして発刊される予定です。
https://contendo.jp/store/itebook/Feature/Detail/Page/247/

以下は私のコメントです。

事例の公募によって50事例ほどが集まりました。おそらくこの何十倍もの役立つ事例が、日本のものづくりの現場で生まれているでしょう。これらの事例から多くの気づきが得られます。なかでも、やはり日本のものづくりの現場は、5sを中心としたカイゼンが取り組まれ、その積み重ねが経営の改革につながっていることです。したがってセンサーでデータを集めることが目的ではなく、その見える化に、現場からしか発想されないかなりの知恵を絞っていることがわかります。「金型の息遣いの可視化」など、現場からしか発想されないでしょう。また、遠隔地からの監視、管理の事例が多いということはまさしくものづくりの現場と経営の現場が離れていることを象徴するだけでなく、その先にいる顧客に役立つデータ提供を見据えています。まさしくIoTの出番です。いくらカイゼンをしてもその延長線に改革はないという人も少なくありません。しかし、現場の感覚なくして顧客が必要とする製品+情報を提供できるはずはないのです。
そして、製造業とIT産業の境界が曖昧になり、ものづくりと情報づくりの融合が進んでいることです。まさしくこれが第4次産業革命そのものなのです。IoTから得られたデータはなにより現場に、そして経営に、そして顧客に役立ててもらうことです。ビジネスは駆け引きではありません。顧客が喜んでくれる商品と情報を提供することです。IoTがそれを支援していることをこれらの事例から強く感じます。