(*※松島れたあテレパネ版)「日本に中小企業は必要だ」ー003

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さて、次にパネラーからご意見をいただきたいと思います。
まず、高島さんから、中小企業支援のお立場から、お願いします。
 
 
ここで論議対象と考える中小企業とは、「地域における中小企業」(具体的な区分については、別の機会に)、とします。
「GNT」「地域牽引未来企業」「はばたく中小企業・小規模事業者300社」等に選ばれている、ひと握り、それは1%未満かもしれませんが、それらの中小企業は、大企業をも凌駕する力を持っていて、アトキンソンさんの主張にはそぐわないと思います。
地域における中小企業数の割合は、99.90%以上の地域が63%強あり、、100%の地域が50%もあります。これらの地域において、中小企業が減少したらばどうなるのでしょうか。
人口減少で消滅していく市区町村が2040年には5割を超えるというデータもあり、人口流出を抑えられれば、この数も減少するとされています。
いかにして、地域に活力ある中小企業を残すかが大きな課題であり、もっとも注力すべきではないでしょうか。
 
しかしながら、地域の中小企業の大半は、受身の経営が多く、つまり事業計画等、明日を睨んでの経営がなかなかできていないのが現状です。この中には、事業計画等を策定し前向きにやろうと考えても、どのように進めたらばよいかが分からない中小企業も一定数あります。商工会・商工会議所などの支援機関に相談してもなかなか進みません。
まずは、この種の中小企業を探し出し、明日に向かって充実した経営を行えるような支援の仕組みを作ることが肝要と思います。
即効薬的なものはないです。私たち支援者が、どのような仕組みを作り、着実に支援を進めていくかが、大きなキーになると考えます。
注)中小企業数に係るデータは、経済センサス「市区町村別企業数(民営、非一次産業、2016年)」